819BEGINNER:バイク初心者の走行記録

トライアンフのボンネビルT120とスズキのグラディウス400に乗っています。普段は大学で交通に関わる人間心理の研究とかをしたりしてます

バイクの振動について

高速道路の長距離走行を快適にしたいので、大型バイクを買う前に「振動が大きいかどうか」をすごく気にしていました。で、トライアンフのボンネビルシリーズは、イメージしてたより(SRみたいなのをイメージしてました)振動が小さいと感じる。
理解がイマイチ中途半端なのですが、振動はバランサーをどうしてるかなど車種ごとのセッティングにもよるとは言え、以下のような傾向があるらしい。

  • 気筒数が多いほうが振動が減る。これは分かりやすい。SR400の単気筒の強烈な振動(高速道路でミラーが緩むとか言われる)と、CB400の「シルキー」とも言われるなめらかな回転の違い。
  • ストロークが長いピストンのほうが振動が大きくなる。これもわかりやすい。
  • 空冷は水冷よりも振動が強くなる。一つは、空冷エンジンは放熱のためにピストンのスカート部を長くする必要があり、これでピストンが重くなって、振動が増える(解説記事)。あと、水冷の場合は全体を循環してる冷却水が振動を吸収する役割も持っているらしい。それと、これはハッキリどこかに書いてあったわけではないが、空冷は熱膨張を考慮して部品間の遊びを増やしていて、それにより水冷ほど高精度なつくりにできないという面があるわけだから、それも振動につながるケースがあるのかも?
  • 2気筒のクランク角についてはややこしくてよくわからないのだが、ネット記事(解説記事1解説記事2)によると、点火タイミングとか色々考慮すると、270度クランクのバランスが良いとされている。360度だと、2つのピストンが一緒に動くので振動が大きくなり、点火タイミングも一番偏る。180度クランクはピストンの動きは互いに打ち消し合うのでなめらかな動きになるが、点火タイミングの偏りは270度クランクよりも大きい。そこで、間を取った270度がバランスがいいという説があるようだ。
  • 大型バイクの場合、中型に比べると全体的に小さな回転数で走るので、手がビリビリ痺れるような振動になりにくいというのもあると思う。

大型バイク試乗・レンタルメモ

1. BMW F750GS(レンタル)

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 ツアラーとかアドベンチャーってどんなもんなのかなと思って借りてみた。BMWのアドベンチャーといえばR1250GSが有名だけど、こっちはもっとエントリーモデル的な感じのやつで、価格も安いし、エンジンも伝統の水平対向ではなくパラレルツインでした。


 確かに、高速道路を走るのは楽だなと思った。スクリーンが、純正よりも大きめのやつをつけてたので、風もかなり防がれていた。
 

 スロットルがすごくマイルドで驚いた。けっこう回さないとエンストするような感じ。ライディングモードを「ダイナミック」という一番反応が鋭いはずのやつにしても、「思ったより回さないと行けない」という印象だった。まぁ大型バイクだし、そのほうが危険がなくていいと思うけど。


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2. トライアンフ SPEED TWIN(試乗)×2回

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 トライアンフのバイクの中で一番魅力的に感じていたので乗ってみた。見た目がクラシカルだけど、スラクストンというカフェレーサーモデルをベースにしている1200ccのバイクで、とにかく速いと言われている。試乗では街中を穏当な速度で走るだけだから、正直このバイクの特性はほとんど分からないと思うけどw


 しかしそれでも、いろいろ分かったことはあった。別々の店舗(だから当然コースも異なる)で2回乗って、だいたい印象は同じ。
 まず、シートはやや高く、足つきは良くはない。
 けっこう高回転に振ってあるエンジンらしく、極低速での運転が自分には難しいと感じた。エンジンがボコッボコッという感じになって、しっかりスロットルを回すようにしてないとエンストしそうになる(実際、試乗中に渋滞にハマって、2回エンストした)。
 タンクが細くてニーグリップはほとんどできない。
 曲がるの自体は軽快。あと車重も軽いので取り回しは1200ccというイメージよりは楽ちん。
 ブレーキめっちゃ効く。


 総合すると、見た目はトライアンフのバイクの中で一番かっこいいと思うのだが、ちょっと乗ってて疲れるかなーという印象。街中での低速時にスロットルの開度をいい感じにするのが自分にはちょっと難しいと思えて、慣れないうちはけっこう疲れるだろうなと。まぁ、速く走るためのバイクだから、本来は高速道路とか山とかで乗って判断すべきなんだろうけど(笑)
 自分が初心者だからだとは思うけど、低速時に、「けっこう回さないとエンストする。しかしちょっと回しすぎるとめちゃめちゃパワー出ちゃう」っていうのが神経使うなと思った。なお、「1200ccの2発だから、扱いは楽ではないよ」と店長も言っていた。
 あと、足つきがそこまでよくないのも疲労の原因になる。

3. トライアンフ STREET TRIPLE RS(試乗)

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 3気筒765ccのストリートファイターモデル。
 これはめちゃめちゃなめらかで、スロットルに気を使わなくてよくて、とても乗りやすかった。
 ただ、シート高はかなり高くて、足つきはSPEED TWINよりさらに悪くなる(笑)

4. トライアンフ STREET TWIN(レンタル)

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 シート高760mmなので足つきはめっちゃいい。見た目的にはSPEED TWINの弟分みたいに見えるけど、SPEED TWINはスポーツ走行向けに作られたもので、こっちはドコドコ走るために作らている感じなので、じつは全然違う。
 クラシカルなモデルなので、高速道路を走ったときに振動とかあるのかなと思ったけど、これは全然大丈夫だった。ドコドコ系といっても900ccあるから、もちろん回せばスピードはめっちゃ出る。
 シート高が低いので、膝が多少身体に近くはなるから、ポジションが窮屈なのかなと想像してたけど、乗ってみるとそうは感じなかった。また、ステップが真下よりやや前で、殿様スタイルに近い姿勢で乗るので腰が疲れたりするのかなと思ったけど、シートが快適なので大丈夫だった。
 シートには段差もあって、お尻がしっかりホールドされるので、加速時は助かった。


 エンジンのフィーリングはSPEED TWINとは全く違って、特に低速時のコントロールはとても楽。


 海外のモトブロガーがYouTubeで言ってたコメントで、「リアブレーキが弱い」「ミラーが内寄り過ぎ」というのがあったんだけど、これは本当にそうだった。「リアはフロントより弱いんだよ」とかそういうレベルじゃなく、かなり弱い。あとミラーは、後ろを確認するときに自分の腕が邪魔になるのでよけなければならず、もっと長いやつにするかバーエンドミラーにしたほうがいいなと思った。


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5. トライアンフ Bonneville T100

 写真とかは撮ってないです。
 とにかく印象としては、ポジションが完璧に自分の身体にフィット!!!という感じ。ポジションが理想的で、シートも柔らかくて快適。
 フットブレーキのペダルを、もう少し上向きにしてほしいとは思うけど。
 900ccと控えめなこともあって、とにかく運転が楽でした。
 これもSTREET TWINと同じで、リアブレーキはすごく弱く感じた。

6. ヤマハ Tracer900GT

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 MT-09のエンジンを積んだ(といってもMT-09よりは低回転寄りにしてあるらしい)ツアラー。3気筒エンジンなので、ヒュンヒュン言っててなめらか。
 ネットで見てると「凶暴なエンジン」みたいなコメントがあったけど、まあ回転数を上げて走らなければふつうだと思います。高回転で走るとすごく速いです。
 元がストファイのMT-09なので、ガタイのゴツさの割に、重厚感があるって感じではないですね。
 さすがにスクリーンがあるので風はかなり防がれてて、高速道路を走るのが楽。
 ただし足つきは悪く、それによる街中での疲れがけっこうあるな……。
 あとちょっと問題だと思ったのは、高速道路を走ってると、どの回転数でもけっこう微振動があって、お尻は大丈夫なんだけどステップから足にかなり振動が伝わってくる。あと手がビリビリする。自分だけなんだろうか。これだったらグラ400のほうが高速巡航が楽なような気もしてしまったが……。
 ガタイの大きいバイクだけど、カーブする時、車体はめっちゃ簡単に倒れます。
 今年ヨーロッパで先行発売される後継車種の「Tracer 9」はシート高が数センチ下がってて足つき改善されるらしいので、買うならぜったいそっちがいいと思った。


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7. カワサキ Z900RS(レンタル)

とてもなめらかで乗りやすい。
音は迫力あって深みもあるけど、自分にはややうるさすぎるような気もする。走ってる最中はなんとも思わないが、下道やアイドリングで爆音が聞こえるのはけっこう音で疲れる感じがする。
このバイクは回転数をあまり上げなくても高いモーター音みたいなのが出て、これはとても気持ちいいですね。3500〜4000回転ぐらいでも、高音のかっこいいい音が聞ける。
車体はけっこう軽い。とはいえ、どっしりして安定感はある。
暖機のためだと思うが、エンジンをかけて最初しばらくは、アイドリングですごく回転数が上がる。これはけっこうびっくりするぐらいアイドリングがうるさいイメージ。(スロットルを逆回転側に押すと、一時的に止まる。)
エンジンブレーキが弱いというか、暖機の機能と同じなのかもしれないが、ある程度の低速だと、アクセルを離してもエンジンブレーキが効くどころか、むしろエンジンが積極的に回転して前に進もうとする感じが強い(停車時にスロットル開けずに1速につないでも前進するが、あれの凄いやつ)。


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7. ホンダ CB1300SB(レンタル)

さすが白バイに採用されてる車種っていう感じで、プレミアム感がかなりある。
とにかく、安定感が半端ない。
重いので、初心者には低速走行や取り回しが大変で、下の動画でも発進時とかは怖くてフラフラしてるのが分かると思うw
でも、走り出すと重さを感じないですね。
あと、足つきがいいので、重いと言っても重量からイメージするよりは楽な面もある。
音はかなり静かなほう。だけど、微妙な低音が鳴っていて、存在感はある。
乗った満足感はとても高いけど、やはり低速時の取り回しが怖いので、自分用に所有するのはもう少しバイクの操作が上達してからにしないとダメかな〜と思った。


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80年代の走り屋についての石原慎太郎のコメント

YouTubeで、ローリング族と言われた80年代の走り屋についてのドキュメンタリーを観たのですが、この一本目の動画からして、現代人からみると頭おかしいですねw


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当時これが危険だし迷惑だということで社会問題化し、警鐘を鳴らす目的で作られたような番組です。
少年たちに話を聞いているインタビュアーも、基本的には「そんな危険なことして命落としたらどうするんだ」というような調子で聞いているんですが、少年たちは「死ぬかも知れないのは分かってる、でもやめられない」と答える。
このメンタリティは今の若者とはだいぶ違うなと思うんですが、それについての、当時運輸大臣だった石原慎太郎のコメントがちょっと面白かった。


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インタビュアーはここでも、この社会問題を解決するために規制強化が必要ではないかという趣旨で質問をしているのですが……

インタビュアー バイク年齢が16歳というのは、ちょっと若すぎやしないかなという気がするんですが、どうでしょうか?


石原運輸大臣 さぁ、しかし昔は15、16で元服して一人前の侍になったんでね。その頃から比べりゃ肉体的にも大きくなったし、情報だって知識だってふんだんにあるわけでね。つまり、自分を律しきれるかしきれないかの問題で……。私は年齢の問題っていうかもう、文明そのものがソフト化してしまって、それに対する若者の精神・生理的、肉体的な反発……ということになれば、ソフト化した生活・文明がよくないと言うのは易しいけども、じゃぁ徴兵制度を敷いて子どもたちを駆り立てるかというとそんな必要もありやしないし、そんなもの通じる世の中じゃないしですね。文明がだらけてしまってるから、若者たちはやっぱり緊張を求めていくわけで。この文明を作ったのは誰かと言ったら、彼らじゃなしに我々なんだから、そういう反省を込めて対処しないとおためごかしになってね。16歳と17歳からライセンス取り上げるだけで事が済むかといったら、そんな簡単なもんじゃないと思いますよ、僕は。


ここで文明の「ソフト化」と言われているのは、当時の保守派文化人からみた戦後観のことで、要するに武力を持たず、売春を禁止し、アメリカの庇護の下で経済成長だけに専念し、高度消費社会と高福祉国家を作り上げ、それと引き換えに人間が本来持っている野性味や緊張感を失ってしまった……というような意味合いですね。簡単に言えば、石原慎太郎のような戦前生まれの文学者や政治家の眼には、戦後日本というのは人が苦労することを忘れた「だらけた」時代として映っていたわけです。豊かではあるが、隅々まで安全に管理された退屈な社会、という感じでもある。


で、若者は生来ありあまるエネルギーを持っていて、昔はそのはけ口がたくさんあったのに今はそれがないので、ローリング属のような危険で無秩序な行動が生まれるのも無理はないのであり、バイクの免許を取り上げたぐらいでどうにかなるようなことではない、と言う話です。


まぁそんな気もすると同時に、今の若い人をみるとまったく暴力的でも野性的でもなく、いわゆる「草食」なカルチャーが根付いていて、べつにはけ口を求めているようにも見えないので、不思議なものです。ローリング族のような形で暴発する若者のエネルギーとやらは、霧消してしまったのか、それとも私なんかには見えないどこかで消化されているのか、気になりますな。

バイクと飛行機は似ている?

1ヶ月ぐらい前に、『FASTEST』というMotoGPドキュメンタリー映画(というよりほとんどヴァレンティノ・ロッシのドキュメンタリーと言ったほうがいいですが)をみました。


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この映画に登場するヤマハの日本人エンジニアの人が、以下のような話をしていたのが面白かったです。


「子供の頃は航空機のエンジニアになりたかった。だが戦後、アメリカによって日本は航空機製造を禁じられ、優秀なエンジニアは皆自動車か二輪業界に行った。それが日本のバイク工学が進歩した理由だ。バイクは動力学的に航空機に似ている。単純な乗り物に見えるが、実際は四輪自動車に比べかなり複雑な3次元の動きをする。」


そして、海外のあるバイクジャーナリストも、


MotoGPマシンは飛んでいるようなものだ。バイクがコーナーに進入し60度に傾く時、タイヤには2つの重力が働く。航空機でも同じことが起き、翼をもぎ取ろうとする。」


と語っていました。
この発言が興味深いと思ったのは、他の文脈で「バイクに乗ると、空を飛んでいるような気分になる」という人もいて、「なんかバイクって、いろんな意味で飛行機に似ているのかな?」と連想が働くからです。
たとえば、以前紹介した『Why We Ride』と(先日書いた紹介記事)いう映画の中では、


「人間なら誰だって、空を自由に飛んでみたいと夢みたことがあるだろ。バイクに乗る時、スロットルをひねると、まさに飛んでいるような気分になるんだよ」


と言う人がいました。また、その映画に出てくるボンネビル・スピードウィークの関係者は、


ムスタングやコルセアのような昔の戦闘機と同じで、ボンネビルを走るライダーは、勘だけを頼りに(seat-of-the-pants)操縦してるんだ」


というふうに、最高速に挑戦するバイクとライダーを、戦闘機とパイロットにたとえていました。
私はそういうスポーツ走行とは縁のない初心者ですが、それでも、高速道路を走っているときとか、山道を左右に旋回しながら走っているときの気分は、言われてみれば空を飛んでいるような感覚に近いのかもなと思います。


飛行機とバイクのわかりやすい共通点の一つは、曲がるときに車体(機体)を傾けなければならないという点でしょうね。ここは四輪車とだいぶ違う。あと、クルマと違って前傾姿勢で風を受けながら走るので、これは鳥とか馬みたいな動物の疾走感に似ているかも知れません。
また、バイクが飛行機に似ていると言う人は、飛行機といってもジャンボジェットのようなものではなく、ゼロ戦とかセスナ機みたいなものを念頭に置いてると思うのですが、それらとバイクの共通点として「マシンとの一体感」ってのもあるかもしれません。


映画とかではないですが、バイク初心者向けに気をつけるべきことを述べている下記のYouTube動画(「安全のために、何よりもタイヤにカネをかけろ」などなかなか参考になる話が多い)では、最後のほうで少しだけ、「スピードを出さないと安定しない」という点でバイクと飛行機は似ているという話が出てきます。たしかにそうですよね。推進し続けなければ、飛行機は堕ちるし、バイクはこけます。
https://www.youtube.com/watch?v=lVYThFQPPL8
(あと、これはちょっと趣旨が違いますが、いきなりハイパワーな大型バイクにのるのは、セスナ機とかでの練習をすっ飛ばしてジェット戦闘機に乗るようなものだという話が前半で出てきます。)


私は最近になってバイクに乗るようになったのですが(原付なら高校生だった20年前に乗っていましたが)、バイクに乗らない人にバイクの気持ちよさを伝えるとき、飛行機のたとえを使うようにしています。「もし許されるなら、一人乗りのセスナ機に乗って空を自由に飛んでみたいって、だいたいの人が思うやん?俺は飛行機は操縦したことないから分からんけど、たぶん快感の方向性としては似てると思う。とくに夜中に高速道路を走ってると、周りが真っ暗なので、本当に空を飛んでるような気がしなくもない」みたいな感じで。

電熱コミネマンセットはかなり暖かい

バイクに乗り始めてから最初の冬を越すにあたり、とりあえず電熱ウェアを買っておけば安心かなと思って、コミネの手袋・ジャケット・パンツの3点セットを買いました。


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装着

モバイルバッテリーを使わずにバイクのバッテリーに接続する、いわゆる「バッ直」のタイプなんですが、取り付け自体は簡単でした。バッテリーのマイナスとプラスの端子のネジを緩めて、電熱ウェアの電源ケーブルを挟んで締めるだけですね。私はバッテリーのネジを緩めるのに手こずったのですが(プラスドライバーじゃなくスパナを使えばよかった)、それがなければ15分ぐらいで終わったと思います。
電源プラグはシートとタンクの間から出す感じにしました。


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私は3点セットで買ったので、このバッテリーから生やすプラグとヒューズも3組あるのですが、実際必要なのは1組だけです。なので残り2組は予備ということになり、なんか安心ですw


↓こんな感じで、バッテリーから生やしたケーブルに、ジャケットの裾についてるジャックを挿し込み、さらに袖と手袋を連結します。とりあえずパンツ(下半身タイツ)は履かなかったので映ってません。


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電源ON/OFFと出力切り替えのボタンのところが光るので、けっこう派手ですね。


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インナージャケットはバイクから降りても着たままになりますが、部活のジャージみたいなものなので、ふつうに上着として機能します。ただし、ケーブルが3本出ているので、クリスマスツリーの電飾を身体に巻き付けているような感じがちょっとします。


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これらは袖や裾のところにチャック付きの収納ポケットがあるのでそこに入れれば邪魔にならないのですが、また乗る時にいちいち出すのが面倒っていうのはあるかも知れません。というか私の場合、そのチャックを開けてケーブルを引っ張り出す前にアウタージャケットを着てしまい、いったん脱いでやり直すというのが何回かありました。

保温効果

さて肝心の電熱保温効果ですが、これは抜群ですね。
温泉に浸かりながら運転しているような感覚です。ふつうに歩いてるより、バイクに乗って高速道路を走ってる間のほうが暖かい。
むしろ、ジャケットに関しては、こんなに加熱し続ける必要ないよなとすら思いました。まぁ、まだ厳冬期ではないからかもですが。


まだ長距離ツーリングで使ってないのですが、想像するに、ジャケットとパンツに関してはずっと温め続ける必要はなくて、身体が芯から冷えて体力が低下するのを防ぐ程度に、適宜付けたり消したりすればいいんじゃないでしょうかね。グローブはずっと温め続けないと、手がすぐ痛くなると思いますが。

グローブの問題

グローブについては、問題があると言えばあります。
まず、指先の操作性は最悪ですねw
グローブ自体が二重構造になっていて、内側に裏地みたいなのがあり、表地と裏地の間に熱線が通っているようなのですが、そのせいで自分の指とグローブの表地の間に空間ができていて切り離されているので、指先での操作は何もできません。ジャケットのチャックが少し下がっているので信号待ちで上まで引き上げる・・・みたいな動きすら困難ですね。


あと、裏地と表地が互いにしっかりは固定されておらず、手袋をはめるときに裏地が動いて邪魔をして、指がスッと入らないときがあります。だから、「信号待ちでちょっと手袋を外して何かしてまた復帰する」みたいなのは危険だと感じました。間に合わない恐れがあるので。


しかしまぁ、そもそもバイクの冬用の分厚いグローブで操作性が良いものはあまり無いだろうと思いますし、電熱機構を組み込む必要もあるわけですから、操作性が悪いのは仕方ないんでしょうね。ウィンカーを操作する時にホーンを鳴らしてしまいそうですが、だんだん慣れてきました。


なお、加熱自体はものすごくされるのですが、温まるのは手の甲なので、手のひらは冷たいままです。まあ、手の甲はしっかり加熱されますし、ジャケットのほうで袖の部分まで加熱されるので、温かい血液が循環しますから、かなりマシであることは確かです。
ただやはり、グリップヒーターと併用する人もいるらしくて、その気持はよく理解できました。手の甲と手のひらが両方温まれば、完璧だと思いますね。私はとりあえず、グローブだけで行ってみようと思いますが。

使用電力について

じつはまだ、3点セット同時使用を試していません。
バッテリーの容量とかを確認してなくて怖かったからなのですが、あとで確認します。
注意点として、必ずエンジンをかけてから電熱セットに通電するようにしないと、セルモーターを回す力が足りなくなってエンジンがかからないかも知れませんね。昨日、手袋とジャケットに通電した状態でエンジンは一応かかりましたが、ちょっと反応が怪しかったです。
また、電熱走行してると、電力をけっこう使うからでしょうけど、スマホの充電速度がすごく遅くなってる気がします。


5万近くしましたが、総じて、満足ですね。
なんか、バイクに乗るのがさらに楽しくなりました。

ニンジャ400に乗った感想(グラディウスとの比較)

自分のバイクがどういう特性を持っているのか理解したいのと、色々乗ってみたいということから、たまにレンタルでバイクを借りています。レンタルバイクは高い*1ので、あんまり乗りすぎるとバイク1台買えるぐらいのおカネにすぐなってしまうので、注意が必要ですがw


中型免許しか持ってないので(大型の教習は申し込み済みですが)400ccまでの範囲で借りるのですが、ニンジャ400は、何となく空いてたので借りました。最初は、スズキのVストローム250を借りてみようかと思ってたんだけど。


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で、ニンジャ400にまたがってすぐ思ったのは、けっこう小さいバイクだなということ。車重も167kgしかないらしく、軽量が売りらしいです。私は身長171.5cmぐらいですが、ステップがすごく身体に近いところに来るような気がして、ちょっと窮屈に感じました。


小さくて軽い(シート高785mm、車重167kg)から、とにかく扱いが楽で、ちょっと言い過ぎかもしれませんが原付に近い感覚で街乗りに使えると思いました。アシスト&スリッパークラッチ(?)のおかげなのか、アクセルがあまり敏感でないせいか、低速でストップ&ゴーを繰り返しても楽でした。
よく「低回転トルクが強いと街乗りが楽」っていう話を聞きますが、それってエンストしにくいって意味なんですかね。個人的には、アクセルに対する反応がマイルドであるほうが、バイクが急に前に行ってしまう心配がなくて、街乗りが楽に感じます。初心者だから感覚が変なんでしょうかw


バイク屋さんでいろいろまたがってみても思うのですが、自分はたぶん、足がある程度ゆったりできるバイクのほうが好みなのだと思います。グラディウスは足付きもギリギリぐらいで、けっこう大きい方なので扱いはめんどくさいんですが、のびのびした姿勢で乗れるので、自分はそのほうが快適に感じてるように思います。そう考えると、足付きは多少犠牲にしたほうがいいのか…。
グラディウスで標準シートとハイシートをたまに交換してみると、ハイシートのほうが(お尻がフカフカという点より)脚が伸び切る感覚があって快適だなと感じます。身長は高いほうではないんですけどね。


ニンジャ400は、SSに分類していいのかどうかよく分かってないんですが、スポーツタイプであることは間違いないので、高速道路での加速時は高回転まで回してそれっぽい音を鳴らしてみました。車体が軽いから、3速とかで100km/hまで一気に加速する時に、後ろにひっくり返りそうな感覚があって*2けっこう怖かったですw


ただスペックとかを眺めてて思ったのですが、グラディウスも改めてみると、ある程度高回転寄りではあるんですね(?)。クルマのマニュアル車でもそうなんですが、私はあまり回転数を上げずに走るのを快適だと感じるので(グラディウスはそれでも十分パワー出ますし)、10000回転とかはほぼ使ったことないですが。
でも実感として、ニンジャ400のほうがやはり、加速力は感じましたね。高速で70km/hから100km/hまで加速する時に、車体が後ろから押されて身体が置いていかれるような感覚がかなりありました。車体が軽いってのも大きいとは思います。


淡路島で玉ねぎのハンバーガーを食べました。家からバイクでスッと行ける距離の範囲では、淡路島はなかなか良いですね。海岸沿いを走れるし。
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*1:24時間借りて、車両補償をつけると19000円ぐらい。補償無しで16000円ぐらい。

*2:初心者だからビビってるだけで実際はぜんぜん大丈夫なのかな?

SWMのバイクを見てきた

先日、輸入バイク屋さんで、イタリアのSWMというメーカーのバイクを見たのですが(数年前に出たGran Turismoっでやつ)、けっこう可愛らしくて良いですね。なかなか凝ったデザインの割に、安い。



印象としては、

  • デザインは唯一無二な感じでよい。
  • 特に、フェンダーもタンクもメーターもミラーもサイドカバーも金属製なのが好印象。
  • ただし、全体的に安っぽさというか「手作り感」がある点には注意。
  • エンジンかけてもらったところ、排気音はかなり迫力ある。
  • 足付きは問題なかったけど、シートがけっこう角ばってて内腿に当たるので、シート高の数値よりは悪いのかも。
  • ステップの位置が意外と前にある。あとステップとシフトペダルの間が狭いような気がする。


デザインの印象は、写真とか動画で見てるとよくわからないんですが、実物を見ると「低コストでつくったバイク」って感じはしますね。
ただ、単に貧相なのかというと、とにかくセンス自体はめちゃくちゃ良いので不思議な感覚です(笑)
言葉で伝えるのが難しいのですが、「鉄パイプと鉄板を折り曲げて手作りしました」っていう雰囲気がとても出ていて、見方によっては雑というか大雑把です。鉄パイプの溶接の跡がけっこう見えるのと、タンクやサイドカバーは、鉄板の端が切りっぱなし感のある仕上げです。縁にモールを嵌めたりすると印象が変わるかも知れませんが。
「センスの良い手作りバイク」といったところでしょうかね。私はその手作り感が個性的でいいなと思いましたが、ここの感じ方は人それぞれでしょう。ほんとに、「鉄板」「鉄パイプ」の存在感がすごいんで、「丁寧に仕上げられた美しさ」が好きな人には合わないですね。


SWMは70年代〜80年代にオフロードバイクを作っていたらしいですが、経営破綻かなにかで40年ぐらいオートバイの生産はしてないみたいです。で、ややこしいんですが、MVアグスタハスクバーナのブランドをKTMに売った後*1、傘下に残った旧ハスクバーナの体制をつかって新しいバイクブランドを立ち上げることになり、その際に、かつて存在したSWMというブランドを復刻させる話になったらしいです。だからSWMのバイクは、日本でもだいだいMVアグスタのディーラーが扱ってるようです。

*1:ハスクバーナはその前にBMWにも売却されているのでいまいち経緯がよくわかってないですが。